昨今のジャニーズJr.事情は目まぐるしいし勢いもすごい
時に「ジュニア黄金期の再来」と言われたりする
私は今の時代を「ジュニア戦国時代」と呼びたい
嵐とHiHi Jetsの掛け持ちオタクなりの解釈である。
ジュニア黄金期
ジュニアのカリスマ滝沢秀明をはじめとして、嵐や関ジャニ∞、KAT-TUNの世代がジュニアだった時代の異名である
一人一人が輝きジュニアのみで地上波のゴールデンタイムに番組を複数持ち、ジュニアのみでの東京ドーム公演を成功させた。
実際その頃ジュニアだった人たちは今ではジャニーズを牽引する人気と実力のあるグループや俳優になっている。
この頃は大野智も所属していたMusical Academyなどのユニットはあったものの、嵐のデビューから分かる通りデビュー直前に集められた5人が「嵐」を結成するという流れが多かった。
つまり、グループの結成からデビューまでの期間は非常に短いということになる。
嵐の例でいうと、結成は1999年9月15日でCDデビューは1999年11月3日である。
ところが今は違う。
ジャニーズJr.の中には様々なユニットが存在し、そのメンバーは仲間だ。そしてそのユニットでのCDデビューを目指し切磋琢磨している。
例えば先日デビューしたSixTONESとSnow Manはそれぞれ結成から約5年と約8年の経歴をもつグループである。
この形式にすることの弊害はJr.期間が長くなってしまうことだと思う。嵐のデビュー時は全員が未成年で不完成。危うくも儚い青春時代の煌めきを纏ってデビューすることができる。
一方で、長いJr.期間、ユニット期間を経ることでグループ全体のバランスやパフォーマンスが向上する。また、様々なオリジナル曲を提供してもらうこともできるし、単独でライブを作る経験もできる。
先日SixTONESのデビュー後のライブにお邪魔させていただいた。
たくさんのオリジナル曲、定番とした先輩グループの曲、そしてデビュー曲「Imitation Rain」のカップリングの「NEW WORLD」を聞いて、ずるいなぁ、と嵐担の私は思った。
デビューの時点でこんなにエモい曲をカップリングに入れられるのは、今のJr.事情だからこそだな。デビュー後のコンサートでここまでのクオリティのものを見せられるのは今までのJr.期間の賜物だな、と。
いまでこそ日本一だと言われる嵐のコンサート。初期の頃は客席も埋まらず事務所スタッフにすら酷評されていたそうだ。
どっちがいいんだろう。
昔のジャニーズJr.と今のジャニーズJr.でどちらが人気かといったら答えられない。それは20年も経ち応援の形式が変わっているから。
滝沢副社長はよく「ジュニア黄金期を再来させたい」というニュアンスのことを言っていた。
彼自身がジュニア黄金期のなか、数多のジュニア達をまとめ率いてきた存在だからこそだろう。昨年の東京ドーム公演もその一つであるのだと思う。
私は少しベクトルが違うのではないかなと思う。
もちろん彼が考えていることの全てが分かるわけではないけど、私たちジュニアのファンが求めているベクトルと違うような気がする。
今ではそれなりの年齢になったJr.はほとんどがユニットに所属している。
私の応援しているHiHi Jetsもメンバー構成に遍歴はあったものの、2018年2月22日に作間くんが加入した後は「この5人でデビューを目指す」という気持ちが強くなったように感じる。
滝沢くんがジュニアの時代、ファンは個人につくものだった。一人ひとり人気に明らかな差がついただろう。
今は、もちろん個人にもファンはついているだろうが、ユニットごと好き、このユニットにいる〇〇くんが好きというものにシフトしたのではないだろうか。応援の形式が今までのデビュー組のようなものになった。
私はもともとデビュー組を好きだったから、HiHI Jetsも、瑞稀くんが気になっていても5人全員、HiHi Jetsというユニットを好きになれなければ応援できないなと思ってしまっていた。
デビュー組の数も、ジャニーズ事務所の存在も黄金期より多くなって大きくなって、私のようにもともとデビュー組を好きだった人も、特に好きではないけどジャニーズはグループがおもしろいと思っている一般人もいる中で、滝沢くんが考えている戦法は果たして正解なのだろうか。
ジュニア黄金期は、一人ひとりがキラキラ輝く黄金のような時代だったとするならば、今は戦国時代、群雄割拠の時代だと思う。
一人ひとりが輝いているのは前提として、その輝きをまとった子達が複数人集まって、集まったことによって更に輝く。
そして複数あるユニットが日々しのぎを削っている。
もちろん本当の戦国時代と違って敵ではない。仲間であると同時にライバルなのだ。
ただ、今のJr.は全てがライバルではない。味方がいる。同じユニットにいるメンバーは、歌や踊りなどスキルの点ではライバルかもしれない。それでも精神的には味方である。
全員がライバル、蹴落とす存在だった黄金期のJr.は、そのギラギラとした闘志がより本人を輝かせていたのかもしれない。
でもそれは同時に危うくもあったのかもしれないなと思った。闘志がないJr.はスキルや実力、一定数のファンがいても勝ち残れなかったのかもしれない。個人的には、智くんが嵐としてデビューできてよかった。まあそれで智くんを今まで縛り付けてしまったのかもしれないけど…(暗い)
10代から20代前半にかけての男の子に、確実な味方がいるという今のJr.の状況に、ホッとしてしまう。
でもだからこそ、ジュニア期間が長くなってしまって、ジュニアの高齢化なんて言われて。
去年のサマステ、おいで、Sunshine!のHiHI Jetsと美少年のあの煌めきは、全員が10代だったからこそ出せたのだと思う。
その期間にデビューできたら、その煌めきを永遠に残しておける。煌めきでたくさんの人を虜にすると思う。
でもきっとしばらくデビューできないのかなと思って。
これはHiHI Jetsのオタクの希望と戯言だと思ってほしいんだけど、今のJr.はTravis JapanとHiHi Jetsとなにわ男子の三強かなと思っている。
というか正直なにわ男子の勢いがヤバい。
今はコロナ禍中でどのグループもデビューはできないだろう。
それでも次は自分の好きな人たちがいいなと思う。
あと、Hi美のセット売りはいつまで続くんだろう。そのセットを見たい自分と、また同時デビューされたらたまらないと思う自分がいる。
また、ここまでセット売りされたらどっちか片方が先にデビューするとなったらなんかあるんだろうなと思う。セット売りの意味は、人気が一緒ということだから。事実がどうあれ。
あと、これ以上変にユニット改変しないでほしい。ファンも思うことがあるけど、本人たちは今、「このユニットで頑張る」と思っているのだから。
今あるユニットを大切にしてほしい。それを大切に思うのはファンだけでなくタレントもそうだから。
滝沢くんがいた時代は確実にJr.黄金期だし、実際嵐を応援しているからそのすごさも偉大さもわかる。
それでも、過去を振り返るばっかじゃなくて、今を見てほしい。
ごめんね。アイドル滝沢秀明は本当に好きだったんだよ。でも、今ほとんど考えが見えないから不安になっちゃう。
難しいね。オタクが10人いれば10人の考え方があって、デビューへの思いもあって。
でも願わくば自軍にはせめて下2人が10代のうちにデビューしてほしい。私は10代の煌めきが大好きだから。
ねぇ、HiHi Jets。絶対にデビューしようね。伝説になろうね。
私には東京ドームを光で染める5人が見えるよ。
新国立競技場で上がる花火をバックに歌う5人が見えるよ。
東京ドームの8.8Jr.祭で、一番最初に階段を駆け上がってきた5人を見て、伝説になるなと思ったよ。
少しでも力になれるように、全力で背中を押し続けるよ。
大好きだよ。
最後に。これはつい先日Jr.担になったオタクの戯言なので気分を害された方がいたらすみません。